 |
| |
|
| 1985 |
SNOW ACROSSの名で試作開始。
はじめはラウンドソール |
| 1986 |
相沢盛夫氏をテストライダーに迎え、フラットソールに方向を変える |
| 1987 |
アルパインボードのみで販売開始 |
| 1988 |
翌年、フリースタイルボードをラインナップに追加 |
| 1991 |
OGASAKAブランドとして本格販売開始 |
| 1993 |
インサートビス加工開始。ウエスト14cmのナローボードLSを限定販売 |
| 1995 |
ナローボードのウエストがISF規格で16cmに決定。それに伴い変更 |
| 1996 |
メタルボードR-14を販売。相沢盛夫シグネチャーMX-Lを販売開始 |
| 1999 |
相沢盛夫氏、テクニカル選手権7連覇 |
| 2000 |
他ブランドが廃止したため、非対称ボードをラインナップに追加 |
| 2001 |
サイドカーブのみ非対称のMX-LとFC-Aをラインナップ。会田二郎氏、テクニカル選手権5連覇 |
| 2007 |
メタルボードRC-Zが再登場。テクニカル系のラインも追加 |
 |
| |
|
| 宮尾一徳 |
鬼頭功 |
| 佐々木康友 |
相沢盛夫 |
| 若林真樹 |
照井英樹 |
| 木村智裕 |
高崎修一 |
| 石田達哉 |
飯田桐子 |
| 増岡康一 |
熊谷昭美 |
| 倉田英毅 |
宮武祥子 |
| 谷口邦晴 |
中本優子 |
| 三木浩二 |
井狩美知代 |
| 稲川光伸 |
平井里枝 |
| 会田二郎 |
|
|
 |
 |
| |
長野県長野市。アルプスにほど近いこの場所にファクトリーを構えるオガサカは、創立から今年で95年を迎える。スキーという文化が日本に紹介された翌年から、オガサカは雪と付きあってきた。以来、一貫して日本有数のファクトリーとして、そしてブランドとして、数々の金字塔を打ち立ててきたのだ。
その根底にあるものは、技術者としてのプライド。20年来オガサカと共に歩んできた笹岡氏はこう話す。「オガサカは社長が強烈な個性の持ち主で技術屋。だからスノーボードを作り始めるときも、下請けなど考えられなかった。当然うちがヨソ様へお願いすることも考えられない。オガサカの製品を作ってオガサカの製品を売る、っていうことしかできないんですよ」。しかし、新しいものには人一倍敏感なのもまた技術者。まったくの手探り状態からでも、一人の技術者がプロジェクトの先頭に立つことで、それは形となっていく。そうして1985年、純国産ブランド、SNOW ACROSSの試作品が製作されることとなった。
「最初の頃は、スキーブランドという名前だけで判断されて、その壁を打ち破ろうと戦っていた時代。スノーボードの業界からはなかなか相手にされなかったですね。とにかく覚えているのは、スノーボードのことを知らないと言われたこと。当時は非対称ボードが全盛で、それを作っていなかった。だから遅れていると」。しかしそれは、時代がまだオガサカの開発力に付いていけてなかったからこその思い込みだったのは、現在のボードを見れば一目でわかる。とはいえ、当時の常識は非対称。「それを覆すには、選手が(大会に)勝って証明するしかなかった。性能によって証明するしかなかったんですよ」。
オガサカは決してコンペ志向のブランドではない。しかし、性能を認めさせるには勝つことが必要とされていた。名前だけのイメージや、常識の全てを払拭する手段こそが、勝つことだったのだ。その大きな一翼を担ったのが、後に代表モデルとなるMX-Lシリーズをリリースする相沢盛夫氏との出会い。「製作する技術や開発ノウハウはあっても、乗り手の意見がなければいいものはできない。その意味で、相沢クンという素晴らしいテスターがいてくれたお陰で、早くいいものに到達できた。彼と出会えたことが幸運でしたね」という通り、相沢氏はオガサカのボードを繰り、1993年の第1回テクニカル選手権から7連覇を達成。滑っている人を実際に目にすることでその良さが分かり、それがユーザーの信頼を得ることに結びつく。もはや、誰もその性能に疑問を抱く人間はいなくなった。
もうひとつ、オガサカのマインドを象徴する出来事が2000年に起こる。それは非対称ボードのリリースだ。業界から“無知”というレッテルを貼られる一因ともなったシェイプを、なぜリリースするに至ったのか。笹岡氏はこう続ける。「この頃、他のブランドから非対称ボードが全てなくなった。ボクたちは、非対称にも良い点があることは分かっていたし、それもスノーボードの文化だと思っていた。だから敢えて登場させたんです」。とかく商業主義になりがちな立場にありながら、文化を理解し、他がやらないことをやり続ける。スノーボードというカルチャーに真正面から挑み続けるチャレンジ・スピリットこそが、オガサカのマインドでもあるのだ。
|
 |
| |
90年以上ファクトリーを維持するためには、常に時代を先取りする技術革新が必要であり、革新的なアイデアを提案する必要がある。「既製のものにこだわらないで、斬新に本質を追求する姿勢。いいアイデアをすぐに製品化できるという機動力が強みでもあります」。それが結果に結びついているのは、数々のタイトルが証明している。ここにその一例を挙げてみよう。全日本選手権優勝者:小出武氏、鳥海典靖氏、吉田美和氏、八田恵里香氏、熊谷昭美氏(GS4回3連覇含、SL1回)、新川智恵氏、石田達哉氏(GS2回)、宮武祥子氏(DU2連覇)/テクニカル選手権優勝者:相沢盛夫氏(7連覇)、吉田美和氏(4回2連覇含)、菅野紫乃舞氏、会田二郎氏(5連覇)、八田恵里香氏、三木浩二氏、中本優子氏(2連覇)、増岡康一氏(2連覇)
|
|