SHIN SWCA163 / 新野 裕幸
テール部分が2つに分かれているスワローテールのパウダーボードでありながら、キャンバー構造を採用している他にはないこのシェイプがSHIN SWCA163の魅力です。僕自身も、ファーストインプレッションではこのシェイプに惹かれた1人です。しかし現在は、乗り込んでいくなかでこのシェイプに加えその乗り味と可能性に魅力を感じています。パウダーをライディングしている際は表面を撫でるようなターンだけでは無く、ボードの反発を利用したスピーディーなターンを繋ぐ事ができ、圧雪バーンではパウダーボードとは思えないグリップ力で気持ちの良いカービングターンを可能にしてくれます。そして、幅の広いノーズは浮力を産み、荒れたバーンや春のシャバ雪でも沈み込みを軽減させターンをスムーズに繋ぐことができます。パウダーボードという枠組みに留まらない新たなスタイルはパウダーユーザーは勿論、ゲレンデでターンを楽しんでいる皆さんに新たな選択肢として提案できるボードとなっています。
SHIN SWCA163 / 松本 卓
軽快かつ大胆な動き、張り付くようなエッジグリップ、雪面に左右されず、自在なコントロールが可能。ボードのバタ付きを感じづらい為、スピードもしっかり出すことが出来る。ターン中のテールのネバリ強さは、やみつきになります。レースでの掘れや、バンクにもしなやかに対応してくれます。ネガティブな部分は、「前後のポジションが少しシビアになる」ところ。ポジティブな部分は、俗に言う「いいポジション」を教えてくれる、先生のようなところ。SHINに乗ると、自由を得た感覚があり、スノーボードを始めた頃の、全てが「楽しい!!」という思いが蘇ります!パウダー、カービング、レース、幅広いシーンで楽しめる、ゲレンデ最強ボードです。
SIDEWALL Design
心・芯・信・真・慎・伸・新・深・清・神・進… 「SHIN」は、人生に関わる大事な場面で欠かせない、私たち日本人にとって大切なワードです。OGASAKA SNOWBOARDS のパウダーボードシリーズ「SHIN」は、サイドウォールにその年の「SHIN」を刻んでいきます。24-25 のテーマは、「伸」。年齢問わず可能性を感じて自分の長所を伸ばしてもらいたいという願いが込められています。(extend your abilities.)
「SWCA163」は、SHINシリーズの中で唯一パウダーボードの主流となっているSロッカー構造ではなく、キャンバー構造を採用した、SHINシリーズの中でも極めて異色な存在です。キャンバー構造の特徴はノーズとテールの押さえが強く、ボードのセンター部分がトランポリンのようにたわむ反発力にあります。SWCA163は、その反発力をパウダーでも活かしダイナミックなターンを実現します。また、スワローテール形状とキャンバー構造の組み合わせにより、ゲレンデでもパウダーボードとは思えないキレの良いカービングターンを発揮。パウダーボード形状でありながらゲレンデでのカービング性能が高い、非常にユニークなボードです。24-25 モデルでは、低速時の扱いやすさとターン時のグリップ力を向上させるために、サイドウォールとフレックスバランスを変更。若干ソフトフレックスにして、以前よりもボード全体が綺麗にたわむようになりました。