FACET 159 / 会田二郎
フルモデルチェンジしたFacet159、パッと見には今までとあまり変わらないが、ノーズ形状は面積が増え、ウエストも少し太くなって、乗った感じは浮力が増した印象。懸念される重量は従来と同等に抑えられていて、持った感じは変わらない。フレックスは少し硬く感じたがコントロール性を損なう程ではない。太さが増しても切り替え時にもたつきもなく、反応も早い。ラウンドしたテール形状は、ズラしやすく、スムーズに動く。カービング時、凹凸バーンでもエッジグリップが良く、安定感もあって、159の長さ以上のボードに乗っている印象。
「FACET」は、高品質・高性能・高耐久性を追求した、OGASAKA SNOWBOARDSが世界に誇るスプリットボードです。登坂時の一点荷重と滑走時の二点荷重、この2つの要素を高い次元で融合させるため、独自設計の自社製ビスでソリッドボードさながらの隙間のない綺麗な接合面を実現。その精巧さは海外でも高い評価を得ています※。昨シーズン、全サイズともデッキ面のクリップをKarakoram社製の「Ultra Clip」からSpark R&D社製の「Fixie Clips」に変更したことで、登坂時のモードから滑走時のモードへの切り替えが一段と容易に。24-25 モデルは、ロゴとカラーを一新したほか、トップシートのポリアミド素材(PA)を 0.6mm から 0.5mm に軽量化し、しなやかなたわみと軽快な操作性を実現しました。その他、「152」がアップデートして復活。「159」「165」も浮力向上を目的にウエスト幅を少し広げた新型へとアップデートしています。
※ 「FACET」の接合面は、海外のスプリットボード専門の情報サイト(splitboard.com)では『まるで宝石のようだ』とその精巧さが評価され、SPLITBOARD MAGAZINE では 2020年に「BEST BIG MOUNTAIN 賞」、2022年と2024年に「BEST FINISH 賞」を受賞しています。