PHOTO:GAMICHAN
RIDER:Atsushi Nakahara
AX 164 / 相澤 盛夫
JSBA第1期デモンストレーター
ARMORからAXへのモデルチェンジはネーミングだけではないことはターンを始めればまもなくわかる。
ハンマーヘッドによるターン導入の素早さは継承しつつ、浅くなったサイドカーブは強く踏み込んだ時の詰まり感や失速感はほとんど感じられず伸びやかなラインを描く。従来のARMORの感覚からすると曲がりにくいと感じるかもしれないが、それもまもなく慣れるだろう。サイズを超えた安定感がフリーライディングをより楽しくするはずだ。
AX 164 / 仲原 敦
JSBA第11期デモンストレーター
AXで軽さと自由を手に入れる。僕はノーメタル、ノンプレートの身軽なコイツをゲレンデのどこへでも連れて行く。グルーミングバーンでは、シンプルなサイドカーブとキャンバーが織りなす、しなりと反発を味わいながら深いターンを楽しむ。そして、不整地やコブ、小回りでは軽さ、そしてスリムなウェストによる切り返しの速さが武器になる。この冬もどんなライディングが作り出せるか、とても楽しみだ!ゲレンデを選ばずアルパインボードの醍醐味を味わえる、すべてのカービングフリークに一度は乗っててもらいたいボード。
「AX」は、一日中、ラクに、楽しくカービングすることと、アルパインボードエントリーユーザーを意識して設計したボードです。とらえの早いハンマーヘッド形状に程よいサイドカーブ、グラスファイバー、キャンバー構造が主な特徴です。(上位機種である「RX」「LX」はメタル搭載ボードに対し、「AX」はメタル非搭載ボード) また、フレックスバランスを絶妙に調整することで、軽い中にもしっかりとしたエッジグリップと、グラスボード特有の全体がたわんだ後の反発による軽快なコントロール性能を実現しました。23-24モデルからフルモデルチェンジし、「ARMOR」から「AX」へと改名。基本的なコンセプトはそのままに、レースエントリーユーザーにも対応すべく、サイドカーブを少し浅く、フレックスバランスを調整して推進性と高速安定性を若干強化。初めてアルパインボードにトライする方からベテランのユーザーまで、幅広い層に楽しんでもらえる一台となっています。
ALPINE STYLE
フリースタイルボードとは明らかに見た目が異なるアルパインボードは、「アルプスの」(Alpine英語、Alpenドイツ語)が名称の由来となっており、スピードスポーツが盛んなヨーロッパ発祥のスノーボードと言われています。現在はゲレンデ上であまり目にしなくなりましたが、当初はアルパインユーザーが多く、1987年から販売を開始した OGASAKA SNOWBOARDS も、当時はアルパインモデルのみでした。高い耐遠心力性と俊敏性、そして反発力が生み出す一瞬の横移動は、ハードブーツとアルパインボードの組み合わせでしか味わえない魅力です。最近ではカービングユーザーが増えてきたこともあり、フリースタイルユーザーの中でもソフトブーツに限界を感じ、アルパインボードにチャレンジする人が増えてきています。新たな刺激を求めて一度体験してみるのも、自由を象徴するスノーボードの醍醐味と言えます。