PHOTO:GAMICHAN
RIDER:Yosuke Tomita
RX 152 & 172 / 黒木 あかり
2022 JSBA全日本スノーボードテクニカル選手権
アルパイン女子優勝
開発する上で苦労した点は、プレートを付けても、付けてなくても乗れるフレックスにすることです。ゲートでタイムがあまり変わらないくらいまでになりましたので、どんなシーンでも楽しんでもらえると思います。このボードでJSBAテクニカル選手権も優勝出来ましたので、テク選や検定を目指している方にもオススメします。
RX 162 & 183 / 富田 陽介
2024 JSBA全日本スノーボードテクニカル選手権
アルパイン男子4位入賞
以前のモデルと比べるとターンピーク以降のボードの進行方向が違う事とターン後半から次のターン前半へ形状の変更により切り替えが行いやすくなりプレートをつけた場合はもちろん加速感が増します。ターン後半の高速域の中でもボードにしっかりついて行きやすくなったように思います。ターン後半テールで抜けていく訳ですがより自分の方へ戻ってくる印象です。プレート無しでも例年同様楽しくカービングできます。プレートの厚さが無い分雪面に近くなり足裏感覚の良さとしっかりボードが撓み回ってきてくれる安心感が有りターン孤のでしっかりスピード調整が出来る印象です。プレート有り無しで乗り比べ楽しみを倍増して頂きたい一本です。
「RX」は、ワールドカップモデル「LX」のテクノロジーを反映させつつも乗りやすさを追求したアルパインレーシングモデルです。そのため、サイズバリエーションも「LX」より少し短い展開となっています。レースシーンでは安定したエッジグリップと瞬時の対応力が求められますが、「RX」は芯材の上下にメタルを採用。さらにフレックスバランスやアーチ形状の絶妙な調整により、それらのリクエストに応えています。24-25 モデルでは、シングルサイドカーブから複合サイドカーブへと金型を変更。また、サイドウォールの変更とトップシートにポリアミド(PA)を採用して軽量化も図り、扱いやすさとレスポンスを格段に向上させました。このボードは ALCプレートやIRON ROCKプレートの装着を想定して設計していますが、プレート未使用でも十分に力を発揮することができます。プロレーサーとしても活動し、現在JSBA全日本テクニカル選手権で優勝を狙う富田陽介プロが使用しているモデルです。
ALPINE STYLE
フリースタイルボードとは明らかに見た目が異なるアルパインボードは、「アルプスの」(Alpine英語、Alpenドイツ語)が名称の由来となっており、スピードスポーツが盛んなヨーロッパ発祥のスノーボードと言われています。現在はゲレンデ上であまり目にしなくなりましたが、当初はアルパインユーザーが多く、1987年から販売を開始した OGASAKA SNOWBOARDS も、当時はアルパインモデルのみでした。高い耐遠心力性と俊敏性、そして反発力が生み出す一瞬の横移動は、ハードブーツとアルパインボードの組み合わせでしか味わえない魅力です。最近ではカービングユーザーが増えてきたこともあり、フリースタイルユーザーの中でもソフトブーツに限界を感じ、アルパインボードにチャレンジする人が増えてきています。新たな刺激を求めて一度体験してみるのも、自由を象徴するスノーボードの醍醐味と言えます。